営業の仕事を学ぶ
営業のフォローメールはどう書く?
商談後の約束と、まだ返答がないことを分けて連絡する

営業のフォローメールの書き方は、商談後に何を約束したかから考えましょう。ここでは、すでにやり取りのある相手への資料送付や状況確認を扱います。不特定の相手への一斉送信ではなく、個別の約束に沿う編集部の文例と判断練習です。
前回のやり取りを読み、自分が渡す資料、相手に確認したい点、合意した連絡時期を整理してから書きましょう。返答がない理由を推測で決めず、約束の履行か一つの質問に用件を絞り、連絡不要の意思が示されている場合は追いかける文面を作らないでください。
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書く前に、前回の約束を三つに分ける
商談メモと直前のメールを開き、自分がすること、相手が検討すること、次に連絡する時期を抜き出す案です。「検討しておきます」という返答を、特定の日までに購入すると約束した内容へ置き換えないでください。
たとえば「14日までに資料を送ります」と自分が話していたら、まずその送付を終える必要があります。相手の返事がないことを理由に、資料を送らないまま状況確認を重ねる構成にはしないようにします。
記録が曖昧なら、同席した社員へ確認します。商談メモの残し方を使い、確認できた発言と自分の解釈を分けてください。複数の担当者が対応する案件では、すでに誰かが連絡していないかも社内記録で確認しましょう。
送る日を、一律の日数で決めない
連絡の時点は、前回決めた予定と今回の目的から考える案です。相手が「来月以降に」と伝えているなら、その条件を尊重します。約束の期限前なのに、社内の目標だけを理由に返答を急がせる文にはしないようにします。
| 現在の状態 | 編集部の対応案 | 先に確認すること |
|---|---|---|
| 自分が資料を送る約束をしている | 約束した内容を送る | 資料が確認済みか、送付範囲が合うか |
| 相手と決めた確認時期になった | 前回の件を示して状況を尋ねる | 別の担当者の連絡や新しい返信がないか |
| 連絡時期を決めていない | 担当社員へ次の連絡方針を相談 | 送る目的と相手が示した連絡希望 |
| 連絡不要と言われた | 追加の提案を止め、社内へ記録 | 他の担当や予約送信にも反映する範囲 |
本記事は「何日後なら適切」「何回送れば返答が来る」という共通の回数を設けません。自分の担当範囲と、相手の希望に沿って決めてください。見送る意思への返答は営業で断られたときの対応で別に整理しています。

約束した資料を送るときは、確認点を一つ添える
次は架空の文例です。10月12日の商談で、14日までに承認済みの導入手順を送ると約束し、相手から説明を確認して連絡すると言われた設定です。資料の送付許可がある前提で、実際の相手と約束に合わせて直してください。
件名:10月12日の打ち合わせ資料をお送りします/[会社名・氏名]
[会社名・担当者名]様。お世話になっております。[会社名・氏名]です。10月12日にお話しした導入手順の資料をお送りします。
今回のご確認箇所は、三ページの準備項目です。ご不明な点がありましたら、お知らせください。次のご連絡については、打ち合わせで伺ったご予定に合わせます。[署名]
この文例では、資料の送付と確認箇所を示し、合意していない回答期限を加えていません。実際に返答期限を確認する必要があるなら、会社側の事情を説明したうえで、対応可能な時期を相談する文にしてください。
価格や契約条件、導入日などの新しい約束を、学生の判断で付け足さないようにします。相手が求めた資料に答えているか、添付や参照先が正しいかを確認してから、指定された社員の確認へ回してください。
状況確認は、前回の件と今回の質問を明示する
返答を待っている場合も、「その後いかがでしょうか」だけでなく、いつの何について尋ねるかを示す案です。次は、10月14日に送った資料について、10月20日に状況を確認すると事前に合意している架空の設定です。
[担当者名]様。[会社名・氏名]です。お約束していた本日の確認として、10月14日にお送りした導入手順についてご連絡しました。
現時点で、追加の説明が必要な箇所はありますでしょうか。ご確認中でしたら、次にご連絡してよい時期を教えていただけますと幸いです。[署名]
まだ返信がないことを、興味がない、忙しい、比較中などの理由で決めつけないでください。相手の事情を推測した長い前置きより、確認したい点を一つ置く案です。すでに届いている返答と同じ質問を再送しないよう、送信前に直近の履歴も読んでください。
相手から別の担当を案内された場合は、引き継いでよい内容と宛先を担当社員に確認します。返答がないという理由だけで、相手の別部署や私的な連絡先へ範囲を広げることは避けましょう。
返答や予定が変わったら、予約した連絡も見直す
Gmailのパソコン版では、送信予定のメールを開いて「送信をキャンセル」を選ぶと、そのメールは下書きになります。
出典:Google「メールの送信日時を設定する」(送信予定のメールをキャンセルする。公表・更新日:記載なし、確認日:2026-10-13)。
予約送信を使う勤務先では、相手の返答や担当変更があったときに、未送信の予定も確認する運用を提案します。この操作は送信予定に対するものとして扱い、送信済みメールを回収できる手順と混同しないでください。
たとえば10月20日の確認メールを予約した後、18日に相手から「今回は見送ります」と届いた仮の場面を考えます。予定どおり催促を送るのではなく、担当社員へ返答を共有し、予約の取消や変更を社内手順で確認しましょう。
複数人が対応している場合は、自分の予約だけで終えず、どの記録へ連絡希望を反映するかも担当者へ尋ねます。返信を受け取ったことと、関係する予定や記録を更新したことを区別して点検してください。
一通を送った後は、次の判断を記録する
送信後は、送った日、対象、用件、次に確認する条件を指定の記録へ残す案です。「フォロー済み」だけでなく、「資料送付済み、相手の確認待ち。次回の連絡時期は未合意」と書き分けます。
返答が来ない状態が続くなら、同じ文を繰り返す前に、担当社員へ今までの連絡と相手の希望を見せて相談しましょう。追加で送る目的が説明できないまま、件数を増やすことを作業の目標にしないでください。
練習では、まず「自分の資料送付が未完了」「合意した確認日になった」「連絡不要の返答が届いた」の三場面を用意し、それぞれ送る・相談する・止めるを選んでみましょう。選択の理由を前回の約束から説明できたら、メールの宛先と本文の確認を使って一通に整えてください。