下剋上インターンガイド一覧

営業の仕事を学ぶ

商談の相手が来ないときは?

開始後の照合・連絡・待機終了を判断する

下剋上インターン編集部公開

手帳に鉛筆で書き込む手元

商談の相手が来ないときは、まず確定した日時と、自分が待機している場所を照合しましょう。この記事は営業インターン向けに、開始時刻を過ぎた当日の確認、連絡、待機を終える判断を提案します。相手が来ない理由を推測で決める必要はありません。

先に結論

最新の確定連絡、時刻、接続先を照合し、入室待ちや変更連絡がないか確かめてください。連絡する人と待機を見直す時刻は社内担当者とそろえ、遅れて参加した場合も終了予定を無断で延ばしません。返信がないまま終えるときは、未開催という事実と次の判断を分けて残しましょう。

目次読みたい項目から確認できます

相手へ連絡する前に、確定した予定へ戻る

待機中の最初の作業は、「何時からの、どの商談か」を一件に絞ることです。カレンダーの題名だけで判断せず、最後に合意した年月日、開始と終了、時間帯、オンラインか訪問かを確認します。変更前の招待が残っていないかも見てください。

社内の同席者へは、相手を責める報告ではなく、「開始時刻を過ぎ、こちらの画面では参加を確認できていません」と現状を伝える案です。別の担当者が変更の返信を受けていないか、当日のメールや指定の連絡先を照合します。

  • 日付と時刻:本日で合っているか。タイムゾーンはどこか
  • 場所:送ったURL、会議室、訪問先と一致しているか
  • 変更:中止・遅刻・別リンクの案内を見落としていないか
  • 担当:社内の主催者は参加しているか。誰が相手へ連絡するか

案内に誤りが見つかったら、その情報を先に責任者へ示します。「相手が来ない」という記録を残したまま、正しい案内を送ったことにしないでください。事前の候補調整は商談の日程調整で確認できます。

オンラインでは、参加待ちと不在を分ける

Google Meetの公式ヘルプは、会議リンクから参加する場合、カレンダーの招待に含まれない人は参加をリクエストし、主催者または参加者に承諾してもらう必要があると案内しています。

出典:Google「会議に参加する」(会議のリンクURLを使用してビデオ会議に参加する/ヒント。公表・更新日:記載なし、確認日:2026-10-17)。

これはGoogle Meetの会議リンクから参加する場合の案内です。使っている会議サービスや管理設定を確かめ、参加者一覧に見えないことだけで、相手が接続を試していないとは扱わないでください。自分が主催者でなければ、承諾を確認できる担当へ声をかけます。

確認の順番は、送付済みのURLと自分のURL、入室のリクエスト、相手からの接続に関する連絡です。「画面が止まる」と連絡があったら、確認できた表示だけを預かり、原因を相手の端末と断定しないようにします。

復旧を急いでも、入室制限を学生だけで解除したり、全員が入れる新しいリンクを公開したりしないでください。別の開催方法へ変えるなら、相手が利用できるか、社内担当が許可するかを確認します。見知らぬ参加リクエストは、予定している相手との照合を省かない案です。

連絡は担当を一人に決め、事実と確認を短く書く

同席者全員が別々の経路から連絡する前に、誰が代表して確認するかを決めましょう。使う連絡先は、今回の調整で確認した業務用の窓口です。返答がないからと、学生が私用SNSを探して連絡先を増やす案にはしません。

次は、連絡担当として許可された場合の架空の文例です。「本日〔開始時刻・時間帯〕からの〔商談名〕について、こちらはご案内した接続先で待機しております。接続や予定変更についてご連絡をいただいていないか、確認のためご連絡しました。」

この後にURLを再掲するなら、別の顧客の会議リンクではないかを照合してください。相手の遅刻を前提にした「お忘れではありませんか」という問いや、今すぐの参加を要求する表現を足さない案です。訪問の場合は、受付に伝えてよい会社名・担当者名・約束の時刻を用意します。

いつまで待つかを伝える必要があれば、社内で確認した待機終了予定を添えます。まだ決めていない時刻を約束しないでください。一度送った後は送信時刻と経路を共有し、追加連絡の要否を担当者と判断しましょう。

白い木製の机に広げたノートとペン、眼鏡

待つ時間は、商談の目的と残り時間から決める

本記事では「何分待てばよい」という共通の正解を置きません。勤務先の手順を優先し、決まりがなければ社内担当者へ待機を見直す時刻を相談してください。その際、当初の終了時刻、必要な説明、次の予定を一緒に示します。

以下は編集部が作った架空の判断例です。商談は日本時間14時から14時30分、操作確認には20分を確保したいと、社内で事前に決めた設定です。14時10分を「開催できる内容を見直す時刻」にし、14時15分まで待つかは担当者が判断するとします。これは推奨の待ち時間ではありません。

確認時点の状態担当者と選ぶ案相手へ確認すること
14時10分に参加できた20分の確認を行うか相談14時30分までで目的を満たせるか
14時15分に参加できた概要だけか、別日への変更省略できない操作確認をどうするか
待機終了予定でも応答なし担当者の判断で当日の待機を終える再調整の連絡をどの経路で受けるか

時刻が来たら自動で失注にする案ではありません。待機の終了と営業上の案件判断を分けます。安全や次の移動に関わる事情があれば、その制約も担当者へ伝え、学生だけが待ち続ける状態にしないでください。

遅れて参加したら、残り時間の使い方を合意する

相手が参加したら、事情を詳しく聞き出す前に、今話せる時間と終える時刻を確認しましょう。「このまま当初の内容をすべて行う」と始めず、残った時間で扱う点を提案して、相手と担当者の了解を取る案です。

仮の返答は「本日は14時30分までの予定です。残りの時間で概要を確認するか、操作を含めて別日に調整するか、どちらがよろしいでしょうか」です。自分に変更を決める権限がなければ、この選択肢をまず社内の説明担当へ確認します。

短縮する場合は、説明を早口にするより、今日は扱わない項目を明示します。費用の前提や対象外の条件を省いたまま、すべて説明済みの記録にしないでください。相手が「今日は概要だけ」と選んだなら、正式な判断や申込みを求める場へ変えません。

延長を検討するなら、相手だけでなく社内の必要参加者と会議室の予定も確認します。全員の確認がない場合は元の終了予定を守る案を出し、残る内容を次回の候補として記録してください。

返信がない・中止したい・こちらが間違えたを分ける

返信がない場合は、理由を「忘れた」「関心がない」と埋めず、確認できた連絡と待機の事実を残します。当日の待機を終了すると伝えるか、再調整の案内を送るかは、社内担当者が決めた範囲で行いましょう。新しい日時を一方的に確定しないでください。

相手から中止や連絡不要の意思が届いた場合は、追加の参加確認を止める案です。返信を別の同席者が受けたなら、予定していた電話やメールの担当にも共有します。中止の対象が今回の会議だけか不明なときは、決めつけた記録を作らず担当者へ相談してください。

こちらが誤ったURLや時刻を案内していた場合は、その誤りを具体的に報告します。訂正する文例は「先ほどの案内に誤りがありました。正しい〔項目〕は〔確認済み内容〕です。本日の実施について改めてご相談させてください」です。担当者が確認した内容で送ります。

自社側の誤りを直したら、相手が今から参加できるはずと扱わないでください。相手の予定を聞き直し、実施の判断を待ちます。訂正のために生じた費用や補償については、その場で学生が約束せず責任者へ戻してください。

終了の記録は、開催結果と次の判断を別々にする

記録には「予定」「観察した状況」「実施した連絡」「当日の結果」「残る判断」を並べる案です。商談が開かれなかったことを、顧客が購入を拒否したという情報へ変えないでください。再調整が未回答なら、その状態を残します。

  • 予定:確認済みの日時、開催方法、必要な参加者
  • 状況:何時まで、どの画面や受付で参加を確認したか
  • 連絡:誰が、いつ、どの経路へ連絡し、何の返答を得たか
  • 当日の結果:未開催/短縮して実施/再調整を合意
  • 残る判断:再連絡の担当、確認する時点、未回答の項目

今日の練習では、仮例に「14時15分に参加」「接続の連絡だけ受信」「最後まで返答なし」の三つを当てはめ、次の一言を作りましょう。それぞれに、残り時間の確認、接続担当への相談、待機終了の判断依頼を選べるか点検します。

自分の判断権限を超える部分は、相手への約束ではなく社内への相談文にしてください。相談の形はインターンの報連相も参考になります。実務前に確認する一つ目のことは、開始後に相手が来ないときの連絡担当と、待機を終える判断先です。

営業の仕事・スキルの記事一覧へ →