仕事の進め方
長期インターンの目標設定|今の状態から、行動と見直し方を決める

長期インターンの目標設定では、まず希望を具体的にしてみましょう。「営業力をつけたい」「主体的に動きたい」を、担当する仕事で確かめられる形へ直します。この記事では、開始時点の記録から担当者との合意、週ごとの確認、目標の修正までを扱います。表と例は本記事独自の編集上の提案であり、企業の評価基準や実際の学生の記録ではありません。
目標は、今の状態・できるようになりたい動作・試す行動・確認する成果を分けて書き、期限と確認役を担当者と決めましょう。週ごとの点検を一つの案として使い、結果に加えて実行したことと条件の変化を記録してください。未達の場合は、担当範囲や機会も確かめ、次に試す行動を選び直します。
目次読みたい項目から確認できます
まず、開始時点を実際の作業から記録する
最初は「できる・できない」の自己評価だけで決めず、直近の作業を一つ選んでください。何を任され、どこまで自分で進め、どこで助言を受けたかを書きます。まだ作業を経験していなければ、未経験と記し、見学や練習で確認する機会を相談しましょう。
たとえば資料作成なら、「見本を見ながら入力できたが、数値の出典の確認は担当者に教わった」と残します。これは記録の仮想例です。「パソコンが苦手」という言葉から、出典を確認する手順など、練習する対象を一つ選び出してください。
担当者にも同じ作業を見てもらい、自分の認識と違う点を聞きましょう。初めて扱う内容と、教わったが再現できていない内容は分けて記録します。経験していない作業まで、できないことの一覧に入れる必要はありません。
成果・スキル・行動を別々の欄に置く
次の三欄を使って、仕事の目的と自分の練習をつなげましょう。「成長する」だけで終えず、誰が何を見れば進歩を確認できるかまで書きます。以下は、資料作成を題材にした目標の仮想例です。
| 目標の欄 | 書くこと | 仮想例 |
|---|---|---|
| 成果 | 仕事として完成させたい状態 | 出典を確認した比較資料を、合意した期限に提出する |
| スキル | 自分で再現したい動作 | 数値と参照元を照合し、相違を説明する |
| 行動 | 次の勤務で試すこと | 提出前に、担当者と決めた確認項目を点検する |
売上などの数値を目標に含める場合は、集計対象、期間、自分の担当範囲を聞いてください。チーム全体の数値をそのまま自分一人の目標にせず、自分が担う工程と、判断を委ねる工程を分けましょう。
件数を使うなら、数えるだけでなく、満たすべき品質も添えましょう。「提出した回数」に対して「指定の項目がそろい、担当者の確認を受けたものを数える」といった条件を提案します。何を一件と呼ぶかが曖昧な場合は、先に数え方を合わせてください。

曖昧な言葉を、観察できる動作へ直す
「コミュニケーション力を上げる」と書いたら、どの場面で何をするかを足してください。たとえば「作業の説明を受けた後、完成条件を自分の言葉で確かめる」と置き換えます。「主体性」なら「着手前に進め方の案を出し、実行してよい範囲を確認する」という案も考えてみましょう。
確認方法も一緒に決めます。提出物を見るのか、作業に同席してもらうのか、記録を読み返すのかを選びます。印象だけで評価しないよう依頼してください。「明るくなった」より、実際の発言や修正した箇所を材料にします。
回数を置くなら、担当する件数や勤務時間を確認してから決めてください。確認する機会がなかった場合は「未実施」として残し、失敗した回数に含めない運用を相談します。
数を埋めるためだけの不要な質問や、相手が望まない提案を目標にしないでください。
担当者と、期限・確認役・優先順位を合意する
書いた案は、自分だけで確定せず、業務を割り当てる担当者へ見せましょう。次の順番で話し、返答がない項目を未合意のまま区別してください。
- 任されている仕事に、この目標が合っているか聞く
- 現在の状態と、目指す完成形の見本を確認する
- 勤務中に試せる行動と、使える資料を決める
- いつ、誰が、何を見て確かめるか決める
- 他の仕事と重なった場合の優先順位を聞く
相談文は「今は〇〇まで一人で進められます。次は△△をできる状態にしたいです。担当業務の中で試してよいか、確認方法も含めて相談したいです」と準備できます。
達成期限は自分の希望と企業側の期限を分けて提示しましょう。
助言を受ける相手と、最終確認をする相手が異なる場合は、それぞれの役割を書いておきます。勤務外の練習を前提にせず、業務内で使える時間や支援も合意の対象にしてください。
複数の目標を求められたら、今期の重点と維持する項目を分けて相談します。同時に試す行動を増やす前に、どの目標へ時間を使うかを確認してください。
目標シートを、一つの作業で埋めてみる
この記入シートは、担当者へ相談するための編集上の道具です。評価制度を置き換えるものではありません。最初は重点を置く作業を一つ選び、空欄を埋めてみてください。
| 記入欄 | 自分の言葉で書く内容 |
|---|---|
| 対象と開始時点 | 担当作業/今できる部分/助言が必要な部分 |
| 到達したい状態 | 完成物/自分で行う動作/確認する証拠 |
| 試す行動 | 次の勤務で何をするか/必要な許可や支援 |
| 合意内容 | 期限/確認役/優先順位/合意した日 |
| 点検と変更 | 確認日/実際の結果/次に変えること |
記入後は、別の人が読んでも対象の作業が分かるか確認しましょう。「資料をちゃんと作る」なら、資料名と確認項目を補います。
証拠には勤務先で許された保存先を使い、顧客情報や社内資料を個人の目標ノートへコピーしないでください。
週ごとの点検で、行動と結果を照らし合わせる
見直しの間隔に迷ったら、週ごとに短く確認する案を担当者へ提案してください。これは本記事の運用案です。勤務の間隔や確認役の予定に合わせ、実際の確認日を決めましょう。
点検では「試した行動」「確認できた結果」「条件の変化」「次の行動」を順に書きます。資料を提出できたかに加え、どの確認手順を使い、どの箇所が差し戻されたかも記録してください。感想だけで終えず、開始時点の記録と同じ項目で見比べましょう。
担当者の助言は「次は何を変えるか」に直します。「もっと丁寧に」と言われたら、確認を増やす項目と、完成と判断する条件を質問してください。前回決めた修正を試していないうちに、別の課題を次々に足すことは避けましょう。
結果が出た場合も、自分でできた部分と手伝ってもらった部分を分けてください。担当者が修正した提出物を、そのまま自分のスキル達成の証拠にせず、次回どの工程を自分で担うか決めます。
逆に成果が未達でも、合意した動作を実行できたなら、その記録は残しましょう。成果の達成と動作の習得は、別の欄で確認してください。
未達や担当変更があれば、目標の前提を見直す
期限までに届かなかったときは、まず行動を実施したか点検してください。試す機会があったか、確認役の支援を受けられたかも確かめます。行動を試しても変化がなければ、担当者に作業を見てもらい、手順の修正を相談します。担当が変わった場合は、新しい仕事に合わせて到達点も見直しましょう。
変更するときは、元の目標と実際の結果を残し、変更理由、新しい期限、合意した相手を追記してください。未達だった事実を消したり、後から目標を下げて達成した記録にしたりしないようにします。
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出典:株式会社As「下剋上インターン|大学生のための営業インターン紹介」(「半年後に、何が変わるか。」内「例:私たち自身が運営する現場」の条件表)(公表・更新日:記載なし、確認日:2026-10-08)。
その期間をそのまま目標の期限にせず、参加先の業務と確認の機会に合わせて区切りを相談してください。仕事の候補は営業インターンの種類と選び方、応募前の整理は長期インターンの探し方で確認できます。